マリアンヌ・フロスティッグ博士の言葉2008/02/18 18時28分49秒

マリアンヌ・フロスティッグ博士

和光大学の大橋さつき先生が運営する「CREATIVE MOVMENT&DANCE ゆうゆう」というブログに、マリアンヌ・フロスティッグ博士の素敵な言葉が出ていました。

教師のおこなう教育は、教育についての最新の考えと技術をいつももっているということだけではなく、すべての子どもについて配慮するのと同じ仕方で、自己の人格をも教化することでなければならない。
文明のもっともよき伝道者とは、自分自身を教化する人のことである。
倫理的態度のもっともよき伝道者とは、自分自身が倫理的な人のことである。
尊敬と共感性のもっともよき伝道者とは、自分自身を尊敬し、共感する人のことである。
学問への情熱のもっともよき伝道者とは、自分自身が情熱的な人のことである。
美のもっともよき伝道者とは、自分自身が美しいものを愛する人のことである。
創造性のもっともよき伝道者とは、自分自身が創造的な人のことである。
こうしてみてくると、私どもの教育には終わりがないのである…。
(フロスティッグ著 伊藤隆ニほか訳『人間尊重の教育』あとがきより)


ムーブメント教育・療法の創設者であるマリアンヌ・フロスティッグ博士の偉大さが、この言葉からでも感じられます。
ムーブメント教育に限らず、子どもの教育・保育・療育・医療等に携わっている者であれば、今の現状に満足しないで、常に自分自身を磨き・努力し続けることの大切さを、時代を超え、国境を越えて教えてくださっているように思います。
「人間尊重の教育」を理念としているムーブメント教育は、本当に終わりがないですね。

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