子どもの達成感2008/02/28 23時44分18秒

鬼の的当てムーブメント

 先日の2月24日(日)に、愛媛支部が主催する2月の定例学習会を、愛媛大学教育学部附属特別支援学校の遊戯室で行いました。
 さて、2月といえば「節分」です。本当の節分の時期はとっくに終わってしまいましたが、今回は節分をテーマにしたムーブメントを行いました。
 節分といえば、「豆まき」と「鬼」です。そこで、スタッフが鬼に扮装して最初から活動に参加し、鬼と子どもたちの力比べや、豆まきをモチーフにしたビーンズバッグの的当てをムーブメントに取り入れました。
 この節分バージョンのムーブメントで大切にしたねらいは、『達成感』です。
 鬼との力比べでは、普段のムーブメントで活用しているホースを使って、子どもたち VS 鬼の綱引きをしました。子どもたちは、鬼との勝負に負けじとみんなで力を合わせて引っ張ります。さすがの大人でも団結した子どもの力にはかないませんでした。鬼というキャラクターが登場したことで、「鬼に負けないぞ!」という子どもたちに共通した活動意欲が起こり、それが仲間意識につながって大きな力となり、綱引きの勝利に結びついたのです。ここで「やったー、みんなで力を合わせて鬼に勝ったー!」という一つの達成感が味わえました。
 次に、ビーンズバッグの的当てです。綱引きでは集団の力で獲得する達成感ですが、的当てでは個人の力(自分の力)で獲得する達成感が味わえるように、一人ずつ鬼の的にビーンズバッグを投げ、当たったら的が倒れるという設定を考えました。
 子どもによって発達段階が違うので、ビーンズバッグを投げる速さや力が違ってきます。そこで、力の強い子どもが投げる時は、的を支えているゴムを少し強く固定して簡単に倒れないようにし、力の弱い子どもの場合にはゴムの固定を最小限に緩め、軽くちょっと当たっただけでも倒れるように、その都度子どもに分からないように細工をしました。その結果、力の強い子どもは、何球投げてもなかなか倒れず、やっと倒れてガッツポーズ!。小さな子どもや力の弱い子どもでも、少し距離を近くにして何とか当たっただけでも倒れて、リーダーにタッチ!。どちらの場合も、「自分の力で投げた球で、鬼の的が倒れた!」というもう一つの達成感が味わえました。

 この「達成感」は、子ども一人だけで感じられるものではなく、周囲の大人や仲間の共感と承認があって初めて「ヤッター!」と実感していくのだと思います。ムーブメント教育には、子どもが自分で何かにチャレンジできる環境とチャンスを設定することができます。そして、何かを成し遂げた時、一緒に喜び、褒めてあげることで「達成感」をより多く感じることができ、自信や意欲が育つことにもつながります
 子どもの「ヤッター、僕もできるんだ!」という達成感が味わえるようなムーブメント活動を、これからもどんどん設定していきたいと思います。

 詳しい活動の様子は、愛媛支部のホームページをご覧ください。

コメント

_ haru ― 2008/02/29 13時43分09秒

「達成感」が今回のムーブメントの大事なポイントだったんですね。
K先生ふんする鬼とのロープの綱引きやビーンズ当てのときの、
こどもたちのあの躍動感あふれる動きや掛け声をいかにカメラに
収めるか、課題に取り組んでいる時と、達成したあとの子どもの
生き生きした表情を、そして、リーダーやスタッフとのアイコンタクト
を求める子どもと大人のかけがえのない瞬間のひとこまを追って
いるうちに時間は瞬く間に過ぎました。愛媛支部の学習会に集う
子どもたちは、十数名の仲間と共に動いていますが、順番がほとんど
守れています。必ず、自分の番が
回ってくることを信じ、期待しながら他のお友達の様子を見て、成功も
失敗もモデリングして学習している楽しい時間でもあるように思います。
こどもたちのどんな反応にも肯定感と達成感を味わえる声掛けと励まし
を忘れない配慮にいつも温かな心の交流を感じます。

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