活動の原動力となる期待感2008/03/12 00時35分04秒

学習パイプを使ったムーブメント
 先日の3/8(土)、地域生活支援センター夢ポケットの児童デイサービスにおいて、3月最初(1回目)のムーブメント活動を行いました。
 この日は第2土曜のムーブメント活動日なので、参加者は全員小学生(地域の特別支援学校小学部もしくは、小学校の特別支援学級や通常学級に通う子どもたち10名)で、とても活発に動き回る元気な子どもたちでした。

 今回のプログラムは、
①フリームーブメント
②走行ムーブメント
③形板を使ったムーブメント
④学習パイプを使ったムーブメント
⑤パラシュートムーブメント
です。
 この④の学習パイプのムーブメントでは、初めて扱うムーブメント遊具だったようで、特に「パイプの上を滑ろう」というムーブメントでは、みんな意欲満々で取り組んでいました。
 この活動は、写真上のように木箱に挟まれた間にパイプを並べ、その上に布を敷き、その布の上に子どもが腹ばいで乗り、スタッフが布を引っ張ってパイプの上を滑っていくというものです。ちょうど公園や遊園地にあるローラー滑り台のようなもので、子どもたちはパイプの転がりを布を通して体で感じる楽しみと、引っ張られてスムーズに滑る爽快感を楽しむことができます。中には、「スーパーマンだー!!」と言いながら滑る子どももいて、滑りながらいろいろなポーズをして楽しんでいました。
 しかし、この時のこのムーブメントは一人ずつしかできなかったので、一人が終わると散らばったパイプをまた元に戻し、布をかけてやっと次の人ができるというタイムロスが生じてきます。待つというのが苦手な子どもたちがたくさんいるので、スタッフが直している間の子どもたちは落ち着かなかったり、待てずに別のことで遊んでしまうという状態でした。
 そこで、「パイプを元に戻すのをみんなも手伝って。そうしたら、早く順番が回ってくるよ」と提案すると、それまでイライラしながら待っていた子や別のことをして遊んでいた子どもまでが、我先にと散らばったパイプを集めて次の人のために準備を手伝ってくれました。そのお陰で、セッティングの時間がこれまでの半分に短縮でき、子どもたちにとっても早く順番が回ってきただけでなく、一人2回できるという大きな楽しみにつながりました。

 自分の順番が来るまでじっと待つということも大切ですが、まだまだ待つということが難しいこの時期の子どもにとっては、「これ、楽しいそう!早くやりたい!!」という期待感を上手く利用した働きかけと環境設定が必要であると改めて感じました。そいう活動の原動力となる期待感を、ムーブメント教育の様々な活動で設定していき、繰り返し体験していく積み重ねが、自分の順番まで待てるということにもつながるのでしょうね。

コメント

_ haru ― 2008/03/12 17時21分07秒

ムーブメントの活動の随所に子どもたちの意欲をかりたてる設定が
用意されています。ムーブメント遊具の選定に加えて、実際の子どもたちの動きや様子に応じて、子どもたちが見通しをもって課題に取り組めるような働きかけがあります。ムーブメントが学校の体育の授業と趣きが異なるのは達成課題のレベルをその子の発達段階に応じて自在に変えることができることと、模範演技をしたり、より高度なことができる子をモデルにするのではなく、活動の中で見られた子どもたちの新しい発想を生かして発展的な内容に切り替えたり、プログラムの最初に組まれているフリームーブメントでの子どもたちの様子からそのときの関心や意欲を考慮して当初の設定とは全く異なる方向からの設定を組んだりすることを大切にし、また、実践している点だと思います。
とにかく目の前の子どもたちを主役に子どもたちの期待感を叶えるようにムーブメントの流れを調整するリーダーの役割に毎回、感動しています。

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