トランポリンの魅力2008/04/18 15時07分25秒

 先日の4月13日(日)、愛媛大学教育学部附属特別支援学校の遊戯室で2008年度第1回目のムーブメント定例学習会を行いました。
 学校は桜満開で、春爛漫!。でも天気は残念ながら曇りで少し肌寒い感じがありましたが、学校に足を運んでくる子どもたちの期待にあふれた笑顔で、周りの雰囲気は一気にヒートアップ!。やはり、子どもたちの存在そのものが、身も心も温かくしてくれるようです。

 さて、今回の定例学習会のプログラムは・・・
①フリームーブメント
②ホースムーブメント
③タオル体操
④色遊びサーキット
⑤パラシュート
⑥紙吹雪遊び
 です。最後の活動「紙吹雪」は、ぷちすてっぷのムーブメントで行った遊びで、是非愛媛支部の子どもたちにも経験させてあげたいと思い、取り入れました。

 ところが、今回の活動には子どもの知的好奇心を掻き立てる思わぬ遊具が待っていたのです。このタイトルにもあります「トランポリン」です。
 いつも活動を行っている遊戯室には、子どもが5~6人が同時に乗って遊べる大きなトランポリンがあります。いつもは部屋の隅に立てかけて使えない状態になっているので、愛媛支部のムーブメント活動では取り入れていませんでした。しかし、当日準備でスタッフが遊戯室に入ると、トランポリンが出したままの状態になっていたのです。この時、スタッフの間に「今日のムーブメントにこのトランポリンを取り入れよう」という即行のプログラム変更が行われました。ただ、他の活動の準備もあるため、トランポリンを端の方に寄せてマットをかぶせていました。
 会場に入ってきた子どもたちは即座にトランポリンを見つけ、やはりそこに駆けつけます。「後でたっぷり遊ばせてあげるから」としっかり約束してムーブメント活動をスタートしました。
 そして、トランポリンの活動になると、子どもたちは待ってましたと言わんばかりにトランポリンに飛び乗り、跳んだり跳ねたりとみんな時間いっぱい楽しみました。今回計画していたプログラムにはない予定外のトランポリンでしたが、どの子を見ても生き生きした表情で時間を忘れるくらい熱中していました。

 ムーブメント教育・療法において、パラシュートと同じくらい子どもに人気のあるトランポリンは、バランス感覚、調整力、脳神経の発達、空中動作の習得など様々な達成課題がねらえるため、教育現場・保育現場だけでなく、医療・療育現場にも王道として取り入れられています。子どもにとっては、高く跳ぶことで開放感を味わうことができ、地上では眺めることのできない風景をトランポリンによって繰り返し眺めて楽しむことができます。
 思うに、トランポリンには子どもがうれしい時ピョンピョン跳び上がって喜ぶように、人間の喜びの表現に通じる動きが主体となっているため、子どもに限らず大人にも楽しめるという魅力があるのではないでしょうか。
 今回、サプライズのように登場したトランポリンでしたが、やはりこの魅力に愛媛支部の子どもたちもはまってしまったようです。

 詳しい活動の様子は、愛媛支部のホームページに掲載する予定ですので、しばらくお待ちください。

コメント

_ haru ― 2008/04/19 07時29分55秒

ゴジラの爪かと思ったら・・。たんぽぽの綿毛ですね。
彼岸花にも見えてきた。
日本の気候は四季がありその一つひとつの季節にも刻々と移ろいゆく
変化がみられます。このブログから自然の変化を感じ取る感性の豊かさ
が読み取れて、ホッとします。
 さて、4月のムーブメント、どの子もうっすら汗ばむほどはしゃいだ
元気のよい活動となりました。トランポリンは教育・療育・医療の分野で
その効果が認められているのですね。松山市郊外にあるえひめこどもの城に遊戯室にあったような大型のトランポリンがあり、教室も開かれていますし、毎月決まった日に遊べるように企画されています。大人気で、長い行列に迷うことなく並ぶ子どもたちを見ると、その楽しさは格別なことが分かります。リーダーの子どもの反応に即したプログラム変更の判断のお陰で、愛媛支部の子どもたちは、普段味わえないスリル満点の遊びを満喫できました。
トランポリンを片付けないでそのままにしておいてくださった小学部の先生、ありがとうございました。よければ、また、片付け忘れてください。
 とびっきりの楽しさと喜びを全身で表現する子どもたちの笑顔にまた会えますから・・。

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