注視する力2008/01/28 18時18分07秒

風船とうちわのムーブメント
 1月27日(日)に、愛媛支部が主催する1月の定例学習会を、愛媛大学教育学部附属特別支援学校の遊戯室で行いました。今回のテーマは、「お正月の遊びをモチーフに楽しく遊ぼう」です。
 お正月の遊びといえば、
○コマ回し
○凧揚げ
○カルタ取り
○羽根突き
等いろいろありますが、ムーブメントで取り入れたのは、「羽根突き」です。
と言っても、本物の羽根突きでは難し過ぎて子ども達の実態には合わないので、羽根の代わりに風船、羽子板の代わりにうちわを使った「風船ムーブメント」を行いました。
 このムーブメントで考えた達成課題は、『注視する力』です。発達に障害のある子どもの弱さの一つに、注視する力があげられます。注視する力の弱さにより、課題を最後まで遂行できなかったり、ある程度の時間集中して活動に取り組めなかったりすることもあります。そういった弱さを、ムーブメント教育によって少しでも支援することができたらという思いで、活動を設定しました。
 風船を取り入れたねらいは、
○カラフルな色があり、子どもの知的好奇心を刺激する。
○身近にある玩具として親しみやすい。
○滞空時間が長いので、風船を追うことで、楽しみながら注視する力が育つ
です。
 これに友達と一緒に風船を打ち合ったり風船を運んだりすることにより、他者理解や社会性もねらえるよさがあります。
 実際には、フリームーブメントの時から風船とうちわを出していたので、子どもたちは意欲的に風船で遊びだしました。風船ムーブメントのプログラムでも、一人で高く天井まで風船を上げたり、友達や保護者、スタッフと一緒に打ち合ったりと、時間いっぱい楽しく遊びました。
 詳しい活動の様子は、愛媛支部のホームページをご覧ください。
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